数年に渡った治療で根治|転移してしまった癌の治療法とは|再発や転移の予防が大事

転移してしまった癌の治療法とは|再発や転移の予防が大事

看護師

数年に渡った治療で根治

病室

脳出血の発症は低いが危険

近年、脳ドックが盛んになり、特に自覚症状が無い状況でも脳の血管における異常が発見されるようになりました。脳の血管の異常の中で、近年注目されているのが脳動静脈奇形です。 通常、脳に送られる血液により脳の細胞へ栄養分や酸素が送り届けられています。脳内で血液から細胞へ栄養分や酸素を細胞に届け、老廃物や二酸化炭素を回収する重要な役割を果たしているのが毛細血管です。脳血管内に毛細血管が作られずに、動脈と静脈が直接つながってしまうのが脳動静脈奇形です。そのため、発症した部分の脳細胞では血液の流れが少なくなり、それが原因で痙攣などを引き起こします。さらに、奇形の血管壁は正常の血管に比べて弱くて破れやすいので、脳出血やくも膜下出血を生じやすいとも言われています。検査によって発見された脳動静脈奇形が破裂するかどうかを予測すること、現在の医学では不可能です。血管が破裂する危険率は、長期的にみても10%程度ですが、破裂した場合は、重大な症状に繋がってしまう危険性も含んでいるのです。

患者の状況に合わせた治療

脳動静脈奇形の治療は、発見された脳動静脈奇形での出血を防ぎ、併せて症状の悪化をも防ぐことです。治療法には様々な方法があり、年齢、発症部位や大きさ、症状などを総合的に判断して患者の状況に合わせて取り組まれます。治療法を大きく分けると、外科手術、定位的放射線治療、血管内治療に分けられます。外科手術は開頭手術であり、幅広い症状に対応できますが、患者の負担が大きいという特徴があります。定位放射線治療は、負担は少ないのですが、完全に消失するまで時間がかかるため、脳の深部など手術困難な部位に対して行われます。血管内治療は、カテーテルを動脈内へ通して、病変部位を閉塞する治療法です。患者負担は比較的軽く最近人気があります。特に、新生児期の脳動静脈奇形治療は、リスクが高いので、重篤な場合を除いては、コントロールを目的とした治療法を選択します。成長とともに根治を目指した治療が可能となるので、成長段階に合わせて数年間に渡った治療法を選択することにより根治を目指した治療が可能となります。